画風・技法一覧
各項目は「この単語を入れれば完成」ではなく、見た目の痕跡を引き出すための候補です。似た語でも、画面に出る痕跡が違うものは分けています。
描画・絵具
| 参照 | 語彙 | 使える見た目 | MVでの使い方 | 罠 |
|---|---|---|---|---|
![]() | 鉛筆 / グラファイトgraphite sketch | 薄い階調、消し跡、下描き線、紙の白。 | 記憶、未完成、内面メモ、設計図のようなMVに向く。 | 単なるラフ絵になる。線の密度と余白の設計が必要。 |
![]() | 木炭charcoal drawing | 黒の粉、擦れ、濃淡、柔らかい影。 | 身体の影、悪夢、煙、崩れる輪郭に強い。 | 暗いだけの画面になりやすい。白場を残す。 |
![]() | インク線画ink line art | 強い輪郭、筆圧、にじみ、黒ベタ。 | シンボル、漫画、版画、宗教画寄りの正面性に使える。 | 線が均質だと汎用アイコンになる。 |
![]() | ペン&ウォッシュpen and wash | 細線と淡い水彩/墨の面が共存。 | 旅、建築、記憶、図解、夢の日記に合う。 | 水彩風フィルターで済ませると弱い。 |
![]() | 水彩transparent watercolor | 透明感、にじみ、ウォッシュ、紙目。 | 感情の滲み、流体、回想、淡い非現実に使う。 | 安い「優しい絵」になる。輪郭の制御が必要。 |
![]() | ガッシュopaque gouache | マットな不透明色、ポスター的な塗り、筆ムラ。 | 絵本、レトロ広告、平面背景、セル背景に向く。 | デジタルフラットと区別できないと意味が薄い。 |
![]() | パステルsoft pastel | 粉っぽい色面、ぼかし、指で擦った境界。 | 夢、眠気、霞、柔らかい身体表現。 | 甘いだけになる。ザラつきと暗部を残す。 |
![]() | クレヨン / 色鉛筆crayon, colored pencil | 幼さ、塗り残し、芯の粒、強い手癖。 | 子供の視点、呪いの落書き、親密な記録。 | かわいい記号だけになる。意図的な歪みを使う。 |
![]() | 油彩インパストimpasto oil paint | 厚塗り、光る凸部、筆跡、絵具の重さ。 | 顔や空間が物質化するMV。感情を表面に押し出す。 | 名画風の雑な豪華さになりやすい。 |
![]() | アクリル / ポスターカラーflat acrylic, poster paint | 強いベタ色、乾いた筆跡、広告的な平面。 | セット、衣装、背景を大胆な形に単純化する。 | 配色だけで勝負すると一発芸になる。 |
![]() | エアブラシairbrush | 滑らかなグラデーション、80s感、人工的な艶。 | 車、金属、夢の広告、レトロSF、肌の非現実化。 | 懐古ネタとして消費されやすい。 |
![]() | 点描 / スティップリングstippling | 点の密度で階調を作る。 | 粒子、肌、星、病理図、虫眼鏡的な世界。 | 細部に寄りすぎると映像のリズムが死ぬ。 |
![]() | ハッチング / クロスハッチングhatching, crosshatching | 線の方向と密度で陰影を作る。 | 銅版画、漫画、科学図版、悪夢の影に使う。 | 全画面に入れると可読性が落ちる。 |
![]() | スクラッチボードscratchboard | 黒地を削った白線、硬い光、毛羽立った線。 | 夜、骨、植物、動物的テクスチャ、怪異。 | 白黒の装飾だけになる。光源ルールが要る。 |
![]() | 水墨 / 墨絵ink wash, sumi-e | 濃淡、余白、筆の速度、滲み。 | 余白、呼吸、消える身体、霧、抽象的な感情に強い。 | 雑な和風化。対象と筆法の根拠を持つ。 |
![]() | 日本画 / 岩絵具nihonga, mineral pigment | 粒状の顔料、金銀、平面性、静かな発色。 | 儀式的な静止画、屏風、植物、神話的な背景。 | 和柄の貼り付けで終わる。 |
![]() | カリグラフィ / ブラッシュレターcalligraphic brush lettering | 文字が線、身体、速度になる。 | 歌詞、声、叫び、祈りを画面内の物質にする。 | 読めない飾り文字を重ねるだけになる。 |
![]() | 絵本挿絵picture book illustration | 柔らかい形、余白、物語性、紙の手触り。 | 童話化、寓話化、孤独な小さな世界。 | 安全なかわいさへ逃げる。怖さや異物を混ぜる。 |
![]() | 科学図版 / 博物図scientific illustration | 断面、番号、精密線、余白、分類表。 | 歌詞の比喩を「観察対象」にする。身体、植物、機械に合う。 | 説明的すぎて感情が消える。 |
![]() | 素朴画 / ナイーブnaive painting | 遠近のズレ、正面性、硬い人物、民画的な構成。 | 記憶、夢、共同体、家庭内神話に向く。 | 下手風を装うだけだと失礼で弱い。 |
版画・印刷
| 参照 | 語彙 | 使える見た目 | MVでの使い方 | 罠 |
|---|---|---|---|---|
![]() | 木版画woodcut | 彫り跡、黒ベタ、硬い輪郭、木目。 | 強い象徴、民話、悪夢、反復する身体。 | 単なる白黒ポスター化。 |
![]() | 木口木版wood engraving | 細密な白線、硬質な陰影、古い挿絵感。 | 百科事典、古書、儀式、異世界の図鑑。 | 細かすぎて動画で潰れる。 |
![]() | リノカットlinocut | 太い彫り跡、粗い白黒対比、手刷り感。 | DIY、怒り、民謡、パンク寄りのMV。 | 雑な粗さだけになる。 |
![]() | エッチングetching | 銅版の細線、酸の噛み、湿った黒。 | 不安、都市、顔、記憶の細い傷。 | 暗い線画に見えるだけ。 |
![]() | ドライポイントdrypoint | 引っかき傷、にじむような線の毛羽。 | 神経質な輪郭、痛み、壊れた肖像。 | ノイズが多いと汚く見える。 |
![]() | アクアチントaquatint | 粒状トーン、霧のような階調。 | 夜、夢、古い挿絵、影の層。 | 水彩やグレインとの区別が曖昧。 |
![]() | メゾチントmezzotint | 深い黒から光を削り出す階調。 | 暗闇から浮かぶ顔、聖像、劇場的な光。 | 重すぎて曲のテンポを殺す。 |
![]() | リトグラフlithograph | クレヨン粒、平面色、ポスター感。 | 古い広告、劇場ポスター、手描きの都市。 | ただのレトロポスターになる。 |
![]() | スクリーンプリントscreenprint, serigraph | ベタ面、特色、重ね刷り、版ズレ。 | 強い色数制限、商品記号、ポップな連続。 | 色が派手なだけになる。 |
![]() | リソグラフrisograph | 特色インク、粗い粒子、紙、ズレ、ZINE感。 | 自主制作、青春、複製、部屋の印刷物を世界化する。 | 流行のRISO風で止まる。色数制限を設計する。 |
![]() | 活版 / レタープレスletterpress | 紙への凹み、インクのかすれ、文字の重さ。 | 歌詞、宣告、古い通知、祈祷文。 | フォント選びだけになる。 |
![]() | ハーフトーンhalftone | 網点で階調を作る印刷感。 | 漫画、新聞、広告、顔の距離感を作る。 | 点を重ねるだけで読みにくい。 |
![]() | Ben-Day dotscomic print dots | 均一ドット、ポップアート、古いコミック。 | 消費物、人工感、明るい皮肉。 | 有名作品の模倣に寄りやすい。 |
![]() | オフセットCMYKoffset misregistration | CMYK分版、色ズレ、新聞紙の粗さ。 | 情報過多、報道、偽広告、記憶の複製。 | 汚しエフェクトで終わる。 |
![]() | コピーアートxerox art | 潰れた黒、白飛び、紙端、反復劣化。 | 秘密文書、地下文化、分身、ノイズの増殖。 | 読めないノイズになる。 |
![]() | ミメオグラフ / 謄写版mimeograph | 青紫のインク、学校配布物、古い複写。 | 懐かしさ、告知、手作りの儀式。 | 時代設定が曖昧だと伝わらない。 |
![]() | ステンシル / Pochoirstencil print | 切り抜きの硬い輪郭、手彩色、反復。 | 街頭、衣装柄、アールデコ本、抗議ポスター。 | グラフィティ風に雑化しやすい。 |
![]() | モノタイプmonotype | 一点物の転写、拭き取り、ぼやけた残像。 | 一度しか現れない記憶、幽霊、夢。 | 画面が眠くなる。 |
![]() | コラグラフcollagraph | 紙、紐、布などを貼った版の凹凸。 | 素材の地図、身体の地層、部屋の記憶。 | 質感が多すぎて焦点が消える。 |
![]() | 浮世絵 / 錦絵ukiyo-e, nishiki-e | 輪郭線、平面色、ぼかし、見当、紙の余白。 | 舞台、都市、雨、波、幽霊、歌舞伎的ポーズ。 | 有名絵柄の表面コピーになる。 |
![]() | 新版画 / 創作版画shin-hanga, sosaku-hanga | 近代的な光、版画の平面性、手仕事の刷り。 | 夜景、雨、静けさ、個人の内面。 | 観光ポスター化しやすい。 |
美術史・デザイン運動
| 参照 | 語彙 | 使える見た目 | MVでの使い方 | 罠 |
|---|---|---|---|---|
![]() | アール・ヌーヴォーArt Nouveau | 植物的曲線、装飾、流れる髪や輪郭。 | 声、蔓、髪、文字が絡む世界。 | 飾り罫だけになる。 |
![]() | アール・デコArt Deco | 幾何、左右対称、金属感、流線。 | 都会、劇場、機械的な豪華さ、儀式的な光。 | 豪華なだけで曲の感情が薄い。 |
![]() | アーツ&クラフツArts and Crafts | 植物文様、手仕事、装丁、布・壁紙。 | 部屋そのものを歌詞の森にする。 | 上品な壁紙で終わる。 |
![]() | 象徴主義Symbolism | 夢、神話、反復する物、寓意。 | 歌詞の直接説明を避け、反復モチーフで意味を変える。 | 意味ありげな物を並べるだけ。 |
![]() | 表現主義Expressionism | 歪んだ形、強い影、内面の外在化。 | 部屋、顔、街を感情で歪ませる。 | 暗く大げさな演劇に寄る。 |
![]() | フォーヴィスムFauvism | 非自然な強色、粗い筆致、色優先。 | 肌、空、部屋の色を感情に合わせてずらす。 | ただ派手な配色になる。 |
![]() | キュビスムCubism | 複数視点、分解、面の再構成。 | 時間差、会話の断片、身体の分裂。 | 顔を割るだけの記号になる。 |
![]() | 未来派Futurism | 速度、反復、機械、都市の力線。 | 疾走、衝突、過密な情報流。 | スピード線だけで終わる。 |
![]() | ダダDada | ナンセンス、偶然、反理性、切り貼り。 | 意味が壊れる歌詞、風刺、混線。 | ランダムな散らかしになる。 |
![]() | シュルレアリスムSurrealism | 夢、不可能な並置、無意識、変形。 | 現実外MVの中核。論理より連想で世界を繋ぐ。 | 理由のない変な絵になる。 |
![]() | オートマティスムautomatism | 無意識的線、偶然、流れる形。 | 声や感情を自動筆記のように画面化する。 | 制御のない落書きになる。 |
![]() | 構成主義Constructivism | 斜線、工業感、赤黒、タイポ、幾何。 | 命令、機械、制度、群衆、リズムの構造。 | 政治ポスター風に寄りすぎる。 |
![]() | シュプレマティスムSuprematism | 四角、円、十字、浮遊する幾何。 | 音の配置、無重力、精神的な余白。 | ただの幾何背景になる。 |
![]() | デ・ステイルDe Stijl | 水平垂直、原色、白黒、グリッド。 | 部屋や字幕を構造化する。 | 家具・建築引用だけで終わる。 |
![]() | バウハウスBauhaus | 幾何、機能、実験的タイポ、色面。 | 音を形の授業のように分解する。 | おしゃれな幾何ロゴに落ちる。 |
![]() | スイス・スタイルInternational Typographic Style | グリッド、サンセリフ、余白、情報設計。 | 歌詞やデータを冷静に整理するMV。 | 企業資料っぽくなる。 |
![]() | ミニマリズムMinimalism | 少数要素、反復、無駄の削減。 | 小さな差分を曲の展開に合わせる。 | 空っぽを洗練と誤認する。 |
![]() | カラーフィールドColor Field | 大きな色面、染み、空間化した色。 | 感情を背景ではなく「場」にする。 | きれいな壁紙になる。 |
![]() | 抽象表現主義 / アクションペインティングAbstract Expressionism | 身体的な筆致、滴り、飛沫、巨大感。 | 叫び、衝動、崩壊、パーカッションに同期。 | ただ飛び散らせるだけ。 |
![]() | オプ・アートOp Art | 錯視、反復、振動、視覚的な揺れ。 | ビート、めまい、視線誘導、催眠。 | 目が痛いだけになる。 |
![]() | ポップアートPop Art | 商品、広告、漫画、量産、強い色。 | 消費、自己演出、人工的な明るさ。 | 皮肉が感情を食う。 |
![]() | サイケデリックpsychedelic poster art | 渦、歪み、高彩度、読みにくい文字。 | 幻覚、陶酔、音の波、液体的変形。 | 派手色の万華鏡で止まる。 |
![]() | ブルータリズム / 産業グラフィックbrutalist, industrial graphic | 粗い構造、コンクリート、グリッド、制度感。 | 圧迫、機械、都市、重い低音。 | 冷たい建築が曲から浮く。 |
![]() | メンフィス / ポストモダンMemphis, postmodern design | 派手な幾何、柄、遊び、80s的軽さ。 | おもちゃ感、人工的な部屋、軽薄さの演出。 | 雑なレトロポップになる。 |
![]() | ローブロー / ポップシュルレアリスムLowbrow, Pop Surrealism | 漫画、タトゥー、キッチュ、怪奇、皮肉。 | かわいさと不気味さを同居させる。 | 安い悪趣味で終わる。 |
![]() | アフロフューチャリズムAfrofuturism | 未来、歴史、宇宙、神話、黒人文化の再想像。 | SFと歴史記憶を接続する強い軸。 | 文脈なしの装飾利用は避ける。 |
漫画・コミック・アニメ系
| 参照 | 語彙 | 使える見た目 | MVでの使い方 | 罠 |
|---|---|---|---|---|
![]() | スクリーントーン漫画manga screentone | 点、線、柄トーン、グレーのパターン。 | 影、感情背景、頬、空、速度を印刷物にする。 | トーンを貼るだけの漫画風。 |
![]() | 劇画gekiga | 重い線、暗い陰影、大人向けの硬さ。 | 低音、都市、心理圧、犯罪的な空気。 | 古臭い暗さだけになる。 |
![]() | 少女漫画装飾shojo manga ornament | 花、星、白抜き、繊細線、感情背景。 | 心象風景を背景として直接出す。 | キラキラのステレオタイプに落ちる。 |
![]() | 少年漫画アクション線speed lines, impact frames | 集中線、効果線、衝撃、強い擬音。 | ドラム、切り返し、感情の爆発。 | 勢いだけで画面設計がない。 |
![]() | チビ / SDchibi, super deformed | 大きな頭、小さな体、極端なデフォルメ。 | 自己卑小化、かわいさ、メタ演出。 | 無条件にかわいい方向へ逃げる。 |
![]() | 四コマ漫画yonkoma | 縦の定型コマ、反復、落ち。 | 歌詞の反復、毎日の変化、同じ部屋の差分。 | 説明的なギャグになる。 |
![]() | 絵巻的時間emaki scroll logic | 1枚の横長画面に時間が流れる。 | カメラの横移動で複数場面を繋ぐ。 | 長い背景画で終わる。 |
![]() | Webtoon縦スクロールvertical scroll comic | 縦長、余白、落下、スマホ画面の時間。 | 上昇/下降、チャット、孤独なスクロール感。 | 単なるスマホUIになる。 |
![]() | ラインクレールligne claire | 均一線、フラットカラー、少ない陰影。 | 冒険、街、説明的な明快さ、図解性。 | 無味なベクター絵になる。 |
![]() | 新聞漫画newspaper comic strip | 太い線、限られた色、紙、コマの反復。 | 日常、皮肉、古い連載、反復する生活。 | 懐古だけになる。 |
![]() | アンダーグラウンドコミックスunderground comix | 荒い線、過剰、風刺、低俗美。 | 怒り、グロテスク、反商業、混線。 | ショック表現だけになる。 |
![]() | コミックブック・ハーフトーンcomic book halftone | 網点、太線、吹き出し、印刷ズレ。 | 広告と内面を同じ紙面に置く。 | ポップアートの表面模倣。 |
![]() | コマ割り破壊panel breaking | 人物や物がコマ境界を壊す。 | サビや転調で世界の枠が壊れる演出。 | 一度だけのギミックになる。 |
![]() | 擬音・描き文字visual sound effects | 音が文字として空間に出る。 | 歌、ノイズ、心音を画面内の物体にする。 | 読めない装飾文字になる。 |
![]() | セル画調cel animation look | 硬い影、フラット色、撮影の階層感。 | キャラクター、背景、前景を明確に分ける。 | 「アニメ風」で終わる。 |
![]() | アニメ背景美術painted anime background | 手描き背景、空気遠近、細い生活感。 | 部屋や街だけで感情を語る。 | 特定スタジオ模倣に寄せない。 |
![]() | メカ図解 / HUD漫画mecha diagram, HUD overlay | 注釈、断面、機械、速度計、線。 | 身体や感情を機械的に解析する。 | 読めないUI過多。 |
![]() | かわいい簡略キャラkawaii simplification | 丸さ、最小表情、低いディテール。 | 重い曲に軽い外形をぶつける。 | キャラ商品っぽくなる。 |
![]() | Superflatflat contemporary pop | 平面性、サブカル、消費、装飾の過密。 | 広告、キャラ、商品棚を内面化する。 | 特定作家の模倣ではなく、平面性と消費性へ分解する。 |
アニメーション・時間表現
| 参照 | 語彙 | 使える見た目 | MVでの使い方 | 罠 |
|---|---|---|---|---|
![]() | セル / 手描きアニメcel animation | フレームごとの絵、階層、撮影感。 | キャラクターと背景を明確な面で分ける。 | アニメ風という粗い指定で止まる。 |
![]() | リミテッドアニメlimited animation | 止め絵、部分動作、省略、間。 | 少ない動きで視線や編集を強くする。 | 手抜きに見える危険がある。 |
![]() | ラバーホースrubber hose animation | 管のような腕脚、弾む身体、古典カートゥーン。 | 明るい不気味さ、無邪気な暴力、夢。 | ノスタルジーの記号だけになる。 |
![]() | ミッドセンチュリー平面アニメUPA-like flat cartoon | 幾何的キャラ、少ない色、平面背景。 | ジャズ、広告、都会、軽い皮肉。 | おしゃれな懐古に留まる。 |
![]() | ロトスコープrotoscope | 実写の動きと絵の揺れが混ざる。 | 現実と夢の境界、身体の違和感。 | トレース感だけで絵が弱くなる。 |
![]() | ストップモーションstop motion | 低FPS、手触り、物体の意思。 | 物や部屋が生き始めるMV。 | 動くこと自体が目的になる。 |
![]() | オブジェクト・アニメーションobject animation | 日用品が少しずつ動く。 | 生活物を歌詞の主体にする。 | 小ネタ集で終わる。 |
![]() | パペット・アニメpuppet animation | 人形、関節、ミニチュアセット、影。 | 童話、儀式、演劇的な孤独。 | かわいい工作に寄りすぎる。 |
![]() | クレイアニメclay animation | 粘土の柔らかさ、指跡、変形。 | 身体変形、食べ物、溶ける顔、感情の可塑性。 | Claymationは商標由来なので一般名はクレイアニメ。 |
![]() | クレイ・ペインティングclay painting | 平面上の粘土が絵具のように動く。 | 抽象、海、肌、腐敗、変身。 | 質感が強く、場面転換設計が要る。 |
![]() | リプレイスメント・アニメreplacement animation | 顔や部品を交換して演技する。 | 表情変化、仮面、分身、口の歌唱。 | 技術説明が先に立つ。 |
![]() | ピクシレーションpixilation | 生身の人間がコマ撮りで人形化する。 | 人間が機械や家具のように振る舞う。 | ただカクカクした実写になる。 |
![]() | カットアウト・アニメcutout animation | 紙、写真、布の切り抜きと関節。 | コラージュ、影絵、新聞、寓話。 | ムードボードの寄せ集め。 |
![]() | シルエット・アニメsilhouette animation | 黒い切り絵、逆光、影芝居。 | 童話、神話、身体の記号化。 | 単調な横移動になりやすい。 |
![]() | サンド・アニメsand animation | 砂の儚い輪郭、描き替え、手の痕跡。 | 消える記憶、波、砂時計、神話。 | 美談っぽくなりやすい。 |
![]() | ペイント・オン・グラスpaint-on-glass animation | 絵画が溶け続けるような連続変形。 | 夢、回想、顔の崩壊、空の変化。 | 輪郭が曖昧で弱い画になる。 |
![]() | ピンスクリーンpinscreen animation | ピンの影で階調を作る版画/木炭風。 | 悪夢、霧、記憶、古い写真のような動き。 | 黒白の質感に頼りすぎる。 |
![]() | ダイレクト・オン・フィルムdirect-on-film, scratch film | フィルムに描く、削る、傷つける。 | 音楽同期、抽象、ノイズ、火花。 | ランダムなエフェクトに見える。 |
![]() | モデル・アニメーションmodel animation | 模型を実写合成、古典特撮の質感。 | 怪獣、神話生物、巨大化、ミニチュア都市。 | 特撮パロディで止まる。 |
![]() | ミニチュア特撮miniature tokusatsu | 小型セット、火薬、水、煙、スケール差。 | 現実外だが物理撮影の説得力を出す。 | 懐かしネタ化しやすい。 |
![]() | スーツメーションsuitmation | 着ぐるみとミニチュアのズレ。 | 巨大身体、怪物、儀式的な歩行。 | コメディに寄りすぎる。 |
![]() | アニマトロニクスanimatronics | 機械仕掛けの実体パペット。 | 生物と機械の中間、顔の不気味さ。 | 技術デモになる。 |
![]() | On twos / 低FPS様式animated on twos | 1枚を2フレーム保持する硬さ。 | 手描き感、緊張、リズムの段差。 | 単にカクついた映像になる。 |
![]() | スミアフレームsmear frames | 高速動作の中間コマが伸びる。 | 衝撃、打撃、コミカルな速度。 | 静止画で見せると破綻に見える。 |
![]() | ラインボイルline boil | 静止中も線が微妙に揺れる。 | 手作業感、不安、生命感、眠れない感じ。 | 品質の低い線ブレに見える。 |
![]() | スカッシュ&ストレッチsquash and stretch | 潰れと伸びで重量と弾性を誇張。 | 声、身体、心拍、跳ねる文字。 | 全てがゴムのようになる。 |
![]() | 2.5Dパララックス2.5D parallax | 平面レイヤーが奥行きを持つ。 | 版画、写真、絵巻、コラージュの奥行き化。 | よくあるMV背景スクロールになる。 |
![]() | キネティック・タイポグラフィkinetic typography | 文字が動き、伸び、物理化する。 | 歌詞、息継ぎ、声量、韻を画面化する。 | カラオケ字幕になる。 |
![]() | 音響反応 / 生成モーションaudio reactive, generative motion | 波形、粒子、図形が音に同期。 | 曲の構造を映像の法則にする。 | スクリーンセーバーになる。 |
コラージュ・混成
| 参照 | 語彙 | 使える見た目 | MVでの使い方 | 罠 |
|---|---|---|---|---|
![]() | コラージュ / パピエ・コレcollage, papier colle | 紙片、切断面、貼り跡、異素材。 | 記憶や歌詞断片を物理的に重ねる。 | ムードボードの寄せ集め。 |
![]() | フォトモンタージュphotomontage | 写真断片の不自然な組み合わせ。 | 現実の顔や場所を夢の構造にする。 | 雑な切り貼り感だけになる。 |
![]() | ダダ・コラージュDada collage | 新聞、機械、文字、ナンセンス。 | 社会的ノイズ、混線、反語。 | ランダム配置で意味を失う。 |
![]() | アサンブラージュassemblage | 3Dの寄せ集め、発見物、箱、部品。 | 部屋や祭壇を記憶の立体コラージュにする。 | 小物が多いだけになる。 |
![]() | レディメイド / ファウンドオブジェクトreadymade, found object | 既製品が文脈で異物化する。 | 歌詞の象徴物を飾らず置く。 | 意味ありげな物選びに逃げる。 |
![]() | 発見映像 / アーカイブfound footage, archive | 既存映像、記録、劣化、日付。 | 記憶、社会、過去の声を再文脈化する。 | 権利確認が必須。懐古の寄せ集めになりやすい。 |
![]() | スクラップブックscrapbook | 写真、メモ、押し花、紙端、テープ。 | 私的記憶を画面全体の構造にする。 | かわいい手帳風で終わる。 |
![]() | ZINE / DIY出版zine aesthetic | コピー、手書き、ホチキス、RISO、粗いレイアウト。 | 自主制作感、部屋、仲間内の記録。 | 流行のZINE風で止まる。 |
![]() | コンタクトシートcontact sheet | 連続写真、選択印、フレーム番号。 | 同じ動作の差分、記憶の検査。 | 写真資料っぽく退屈になる。 |
![]() | デコラージュdecollage | 剥がれたポスター、破れ、下層の露出。 | 時間、都市、嘘の剥離、感情の下層。 | 汚しテクスチャで済ませる。 |
![]() | シャドーボックスshadow box | 箱の中の小世界、奥行き、収集物。 | 記憶を展示物にする。祭壇にも近い。 | 小物展示で動きが弱い。 |
![]() | ポップアップブックpop-up book | 紙が立ち上がる、折り目、立体絵本。 | 歌詞の場面転換を紙の開閉にする。 | ギミック先行になる。 |
![]() | ペーパーシアターpaper theater, toy theater | 書き割り、紙の舞台、横移動。 | 小さな演劇、夢、儀式、童話。 | 幼い工作で終わる。 |
![]() | ジオラマdiorama | 縮尺、模型、箱庭、固定視点。 | 曲の世界を閉じた実験装置にする。 | かわいいミニチュアに留まる。 |
![]() | 影絵 / シャドープレイshadow play | 影、幕、透過、平面人形。 | 身体を匿名化し、神話や寓話に寄せる。 | 単調なシルエット劇。 |
![]() | 仮面・祭具的オブジェクトmask, ritual object | 顔の置換、反復、手作りの威圧感。 | 個人ではなく役割や声を映す。 | 文化文脈なしの借用は危険。 |
紙・布・工芸
| 参照 | 語彙 | 使える見た目 | MVでの使い方 | 罠 |
|---|---|---|---|---|
![]() | ちぎり絵chigiri-e | 和紙の毛羽、柔らかい輪郭、貼り重ね。 | 雲、肌、記憶、壊れた写真。 | 和紙風テクスチャだけになる。 |
![]() | 切り絵kirie | 切断面、黒白、細い橋、影。 | 歌詞を影絵、装飾、舞台背景にする。 | 細部が動画で潰れる。 |
![]() | 切り紙 / 折り紙kirigami, origami | 折り目、紙の立ち上がり、幾何。 | 場面転換、変身、手の動き。 | 折り紙モチーフの安易な和風化。 |
![]() | ペーパークイリングpaper quilling | 巻いた紙の渦、細い立体線。 | 声、髪、植物、波形を紙で作る。 | 装飾過多になりやすい。 |
![]() | 墨流しsuminagashi | 水面に浮く墨の輪、偶然の流れ。 | 水、声の波紋、境界の溶解。 | 背景素材で終わる。 |
![]() | マーブリング / Ebrumarbled paper | 櫛目、渦、雲状模様、色の浮遊。 | 夢、液体、空、衣装や肌の変化。 | きれいな模様に留まる。 |
![]() | 折染めorizome | 折りによる対称模様、染み。 | 反復、サビの展開、パターンの生成。 | 万華鏡風で止まる。 |
![]() | 刺繍embroidery | 糸、ステッチ、盛り上がり、布目。 | 歌詞や傷を布に縫う。身体と衣装に強い。 | かわいい手芸で終わる。 |
![]() | 刺し子sashiko | 白糸、藍、反復する運針、補修。 | 傷、リズム、補強、反復するビート。 | 柄だけを借りると浅い。 |
![]() | こぎん刺しkogin-zashi | 密な幾何刺繍、数え刺し、白い反復。 | 波形や字幕を縫い目として組む。 | 背景パターン化で終わる。 |
![]() | Boromended indigo textile | 継ぎ接ぎ、擦れ、補修、時間の層。 | 壊れた関係、修復、生活の記憶。 | 貧しさの記号化には注意。 |
![]() | 絞りshibori | 防染、にじみ、有機的な反復。 | 衣装、背景、液体、身体の模様。 | 青白の模様だけになる。 |
![]() | 型染め / 紅型katazome, bingata | 型紙、糊防染、多色、装飾文様。 | 場面や衣装を文様の規則で統一する。 | 観光土産風になる。 |
![]() | 絣 / Ikatkasuri, ikat | 糸段階の防染による輪郭の揺れ。 | キャラクターの輪郭や字幕を滲ませる。 | 布柄だけ貼ると弱い。 |
![]() | Batik / Ajrakhresist dye, block print textile | 蝋防染、木版、幾何、ひび割れ線。 | 衣装や背景に染めの制作順を持たせる。 | 文化文脈を調べずに使わない。 |
![]() | Mola / 逆アップリケreverse applique | 重ね布、切り抜き、鮮烈な色面。 | 身体や風景を布層で解剖する。 | 地域固有文化の表層借用に注意。 |
![]() | キルト / パッチワークquilt, patchwork | 布片、縫い目、厚み、家の記憶。 | 複数視点や記憶を布の地図にする。 | 温かい家庭感だけになる。 |
![]() | タペストリーtapestry | 織りで作る絵、色面、糸の方向。 | 壮大な物語、壁画、歌詞の絵巻。 | 中世風の装飾に寄りすぎる。 |
![]() | レースbobbin lace | 透かし、糸の交差、空白の模様。 | 影、肌、記憶の穴、繊細な檻。 | 上品な飾りに留まる。 |
![]() | ニードルフェルトneedle felt | 羊毛の毛羽、柔らかい塊、低解像度。 | かわいいが不安な人形、雲、身体。 | マスコット化しやすい。 |
![]() | 陶器釉薬ceramic glaze | 流れる釉、貫入、焼成の偶然。 | 顔や空間を焼き物の表面として扱う。 | 表面テクスチャだけになる。 |
![]() | 金継ぎkintsugi | 割れを金の線として見せる。 | 修復、傷、関係の再接続を視覚ルールにする。 | きれいな比喩として消費しがち。 |
![]() | 練込 / 練上nerikomi, neriage | 色土の層、マーブル、断面模様。 | 身体内部、時間の地層、切断面。 | マーブル模様で止まる。 |
![]() | 漆 / 蒔絵urushi, maki-e | 深い黒、朱、光沢、金銀粉。 | 夜、祭具、箱、仮面、光る線。 | 高級感だけになる。 |
![]() | 寄木細工yosegi-zaiku | 木色、木目、幾何モザイク。 | 箱、床、身体、錯視のパターン。 | 和柄として貼るだけ。 |
![]() | モザイク / ステンドグラスmosaic, stained glass | 小片、鉛線、透過光、破片の色。 | 光、聖像、壊れた記憶、合唱的な構成。 | 教会風の安易な荘厳さ。 |
民芸・伝統図像体系
| 参照 | 語彙 | 使える見た目 | MVでの使い方 | 罠 |
|---|---|---|---|---|
![]() | 民芸 / 民藝folk craft, mingei | 生活具、無名性、素朴な実用品の美。 | 部屋、小物、衣装を生活の手触りで統一する。 | 古民家風の懐古で終わる。 |
![]() | アウトサイダー / アール・ブリュットoutsider art, art brut | 独自体系、反復、強迫的な線や記号。 | 内面世界のルール化、孤立、私的神話。 | 病理や周縁性の消費に注意。 |
![]() | 大津絵Otsu-e | 護符、風刺、太い筆線、キャラクター性。 | 歌詞を民画的な寓話にする。 | 和風キャラ化で終わる。 |
![]() | こけし的木工人形kokeshi-like wooden doll logic | 円筒、簡略顔、胴体文様、木目。 | 人形、分身、無表情な合唱。 | 土産物記号として使うと浅い。 |
| 聖像 / イコンByzantine icon | 正面性、金地、硬い視線、象徴的配置。 | 歌い手を個人でなく祈りや役割として置く。 | 宗教記号を根拠なく借りない。 | |
![]() | 写本装飾illuminated manuscript | 余白装飾、金、文字と絵の一体化。 | 歌詞をページ空間として扱う。 | 中世ファンタジー風で止まる。 |
![]() | ペルシア / イスラム細密画Persian, Islamic miniature | 細密な庭、建築、平面空間、縁飾り。 | 物語、歌詞の場面、複数時間の同居。 | 文化圏を混ぜて雑にオリエンタル化しない。 |
![]() | インド細密画Indian miniature | 平面色、宮廷、自然、装飾枠、横顔。 | 恋歌、神話化、夜、植物、音楽場面。 | 宗教/地域の違いを無視しない。 |
![]() | タンカ / 曼荼羅的構成thangka, mandala diagram | 中心軸、対称、階層、儀式的図像。 | 曲構造を中心から外へ広げる。 | 信仰対象を装飾素材にしない。 |
![]() | 中国文人画literati ink painting | 余白、詩書画、筆致、個人の気配。 | 静かな反復、山水、孤独、声の余韻。 | 水墨と一括りにしすぎない。 |
![]() | やまと絵 / 絵巻yamato-e, narrative scroll | 平面色、雲、斜め俯瞰、時間の流れ。 | 曲の進行を横長の物語にする。 | 和風雲だけになる。 |
![]() | 琳派Rinpa | 金地、自然、装飾的な反復、余白。 | 花、波、季節、声の反復を装飾的に統一。 | 豪華な背景柄に留まる。 |
![]() | 浮世絵的構図ukiyo-e composition | 大胆な切り取り、雨、橋、役者、都市。 | 演者を舞台役者のように配置する。 | 有名図像の引用に寄りすぎる。 |
![]() | WarliWarli painting | 白い幾何人物、村落、円環、図式性。 | 群衆、儀式、生活動作を記号化する。 | 地域文化を「かわいい模様」にしない。 |
![]() | Madhubani / Mithilafolk painting | 密な線、縁飾り、神話、自然、平面色。 | 画面全体を語りで埋める。 | 文様過多で焦点が消える。 |
![]() | レタブロ / Ex-votovotive painting | 祈願、出来事、説明文、奉納画の正面性。 | 歌詞を「報告書」や祈りとして提示する。 | 宗教的な形式の扱いに注意。 |
![]() | タパ / 樹皮布tapa, barkcloth | 繊維、茶黒赤、幾何、叩いた布感。 | 舞台幕、衣装、儀式的背景。 | 地域差と文脈を調べる。 |
![]() | 先住民・地域固有パターンculturally specific pattern systems | 地域ごとの文様、素材、儀礼的意味。 | 必要な場合のみ、具体地域と文脈を特定して使う。 | もっとも雑用リスクが高い。汎用装飾として使わない。 |
デジタル・ポストデジタル
| 参照 | 語彙 | 使える見た目 | MVでの使い方 | 罠 |
|---|---|---|---|---|
| ピクセルアートpixel art | ドット、低解像度、限定パレット。 | ゲーム、記憶、縮小された身体、UI化。 | レトロゲーム記号で止まる。 | |
| スプライトアニメsprite animation | 小さなループ、歩行、待機、攻撃モーション。 | 同じ動作の反復、感情のループ。 | ゲーム画面の再現だけになる。 | |
![]() | ボクセルvoxel art | 立方体の3Dドット、積み木的空間。 | 街や部屋を低解像度の立体記憶にする。 | かわいい箱庭に寄りやすい。 |
![]() | ローポリlow-poly 3D | 少ない面、ファセット、初期3D感。 | 仮想世界、夢、低予算SF、遠景。 | 粗いCGに見えるだけ。 |
![]() | トゥーンシェーダーtoon shader | 3Dを段階影と輪郭線で平面化。 | 実写不能なカメラとアニメ的キャラを両立。 | プラグイン臭が出る。 |
![]() | セルシェーディング3Dcel-shaded 3D | 硬い影、フラット色、3Dの奥行き。 | 人物、機械、都市を漫画的に立体化する。 | ゲームトレーラー風に寄る。 |
![]() | ベクターアートvector art | 均一線、フラットな形、拡大に強い。 | アイコン、図解、モーションロゴ。 | 無味な素材サイト感。 |
![]() | アイソメトリックisometric drawing | 平行投影、箱庭、情報図の3D。 | 部屋、街、感情の装置を俯瞰する。 | ダッシュボード風になる。 |
![]() | ASCII / ANSIアートtextmode art | 文字だけで絵を作る、端末感。 | 歌詞と映像を同じ素材にする。 | 読みにくい懐古演出。 |
![]() | ジェネラティブアートgenerative art | ルール、コード、偶然性、変化。 | 曲の構造をパラメータ化する。 | 自動生成に任せて編集判断が消える。 |
![]() | フラクタルfractal art | 自己相似、無限ズーム、数学的模様。 | 宇宙、心象、反復歌詞、増殖。 | 古いCGスクリーンセーバーになる。 |
![]() | 粒子システムparticle system | 点群、煙、群れ、風、分解。 | 声や身体が粒になる。 | きれいなVFX背景で終わる。 |
![]() | データ可視化data visualization | グラフ、線、地図、信号、数値。 | 感情や声を測定不能な計測として出す。 | 資料映像になる。 |
![]() | 点群 / LiDARpoint cloud, lidar scan | 点で構成された空間、欠落、スキャン。 | 記憶の穴、幽霊、都市の非物質化。 | 技術デモに見える。 |
![]() | フォトグラメトリ崩しstylized photogrammetry | 実物スキャンの穴、歪み、テクスチャズレ。 | 現実の場所を不完全な記憶にする。 | ただのスキャン失敗になる。 |
![]() | グリッチアートglitch art | データ破損、ピクセル崩れ、色チャンネルずれ。 | 感情の破綻、通信、記憶の劣化。 | ノイズで弱い案を隠す。 |
![]() | データモッシュdatamosh | 圧縮の破綻で画が溶ける。 | 場面転換、顔の残留、時間の混線。 | 見慣れたエフェクトになりやすい。 |
![]() | CRT / VHSscanline, tape degradation | 走査線、にじみ、トラッキング、磁気ノイズ。 | 記録、監視、古いテレビ、偽のアーカイブ。 | レトロフィルターで終わる。 |
![]() | Vaporwave / Y2K / Webcorenetwork nostalgia | 古いCG、UI、パステル、圧縮、消費文化。 | ネット記憶、空虚な商業空間、夢のOS。 | 流行語の寿命が短い。安定カテゴリと分ける。 |
![]() | HUD / スクリーンライフinterface visual language | 画面内画面、通知、監視、分割、カーソル。 | 視聴者の操作感、孤独、情報過多。 | 読めないUIを飾るだけ。 |
| マシニマ / アバターmachinima, avatar performance | ゲーム内カメラ、アバター、ゲーム物理。 | 仮想身体、代替人格、ステージ性。 | ゲーム実況や技術デモに見える。 | |
![]() | シェーダーアートshader art | 数式的な光、反復、リアルタイム変形。 | 音に反応する世界、液体、場の変形。 | 美しいデモ映像で終わる。 |
系統マップ
MV案を作るときは、ここから離れた系統を最低3つ選ぶ。たとえば「水彩」「アニメ塗り」「セルシェーディング」は近い側に寄りやすいので、版画、布、コマ撮り、図解、データ表現なども意図的に混ぜる。
線、筆致、にじみ、塗り残しで非写実化する。
彫り跡、網点、見当ズレ、特色インクで物質感を作る。
運動名を「構成ルール」として使う。装飾、抽象、反美術まで含む。
コマ割り、スピード線、スクリーントーン、吹き出し、擬音を画面ルールにする。
線が揺れる、低FPSになる、物が意思を持つなど、時間の様式で変える。
写真、紙片、既存印刷物、発見素材をぶつけて違和感を作る。
繊維、縫い目、釉薬、漆、木目などを画面の物理ルールにする。
文化固有の構図や信仰記号は、文脈を調べたうえで慎重に使う。
ピクセル、ボクセル、NPR、グリッチ、データ、UIで非現実化する。
影、透過、スクリーン、プロジェクションで現実空間を絵の支持体にする。
波形、粒子、図形、色面を曲の構造と同期させる。
錯視、夢論理、スケール破綻、絵巻的時間で現実外を設計する。
分類軸
「非写実」と「非現実」は別物です。写実的な質感で不可能空間を作ることも、現実の物体をコマ撮りで異化することもある。以下の軸を埋めると、発想の偏りが見えます。
写実、様式化、抽象、非対象。対象の形をどれだけ残すか。
紙、インク、絵具、木版、布、粘土、光、スクリーン、データ。
筆致、ハッチング、紙目、粒子、版ズレ、縫い目、低FPS、圧縮ノイズ。
平面、絵巻、コマ割り、舞台、ジオラマ、2.5D、仮想空間、不可能空間。
静止画、ループ、コマ撮り、ロトスコープ、モーフ、粒子、音響反応。
人物、身体、顔、衣装、物、文字、記号、環境、データ、儀式。
美術運動、地域様式、民芸、印刷文化、漫画文化、ネット美学。
権利、文化文脈、キャラ一貫性、素材再現、生成AI由来の均質さ、工数、可読性。
参照ソース
調査に使った主要ソース。最新版や厳密な定義が必要なときは各リンクを再確認してください。ネット美学は変化が速いため、安定した美術館・教育資料と分けて扱う。
活用プロトコル
曲ごとのビジュアル案を出す前に、下の手順で「見た目の好み」だけに寄らない発散を行う。特に生成AIを使う場合、画風名を1語で投げると既視感が強くなるため、媒体と制作痕跡まで指定する。
組み合わせテンプレート
単独の画風名は弱い。MV案にするときは、最低でも「媒体」「線/表面」「動き」「空間」「編集」のうち3つを組み合わせる。
例: リノカットの黒白、彫り跡、On twosの低FPS。怒りや反復の曲で強い。
例: 刺し子の縫い目を波形字幕にし、布の部屋全体が歌う。
例: 構成主義の斜線と少年漫画の集中線を統合し、ビートを命令形にする。
例: イコン的正面性にグリッチを入れる。宗教記号は文脈確認が必須。
例: 粘土人形を点群スキャンし、顔だけデータモッシュで崩す。
例: RISOの色分版がサビでずれ、最後にCMYKが合って一瞬だけ像が合う。
例: 切り絵レイヤーの奥に実写影を置き、横スクロールで絵巻化する。
例: 心拍、声帯、波形を銅版画風の注釈で描く。説明過多に注意。
例: 補修布のBoroを抽象的な色面として使い、歌の断片を縫い直す。
品質チェック
画風リストから実際の案に進む前に確認する。ここを通らない案は、見た目だけの薄いコンセプトになりやすい。
- その語は本当に画風か。主題、ジャンル、時代、素材、制作技法、編集効果が混ざっていないか。
- 画面に出る痕跡を言えるか。例: 彫り跡、版ズレ、紙目、繊維、線の揺れ、低FPS、走査線。
- 作家名、スタジオ名、作品名に依存していないか。一般語に分解できているか。
- 文化固有の文様や宗教図像を、雰囲気素材として雑に使っていないか。
- 曲の構成に接続しているか。Aメロ、サビ、間奏で画風がどう変わるか。
- 「かわいい」「レトロ」「アニメ風」「幻想的」などの曖昧語を、具体技法に分解したか。
- 単一色調、単一素材、単一ギミックで最後まで持たせようとしていないか。
- 静止画では成立しても、動画で動かしたときに情報量、可読性、テンポが崩れないか。
- 画像生成を使う場合、生成結果を探索の代用品にせず、候補ごとに参照元と採用理由を残したか。
































































































































































































